かなり分厚い文庫本3冊なので、読むのに時間がかかります。
さらに上巻の途中くらいまでは平穏な日々なので、少々ダレてしまうことも。
それでも物語が動き出してからは怒涛の勢いで読ませてくれるエンターテイメント小説です。
舞台は未来の日本。
超能力が使えるようになった人間が、昔ながらの田園風景の中で平和に暮らしているところから始まります。
平和だと信じていた世界が、小さなきっかけから崩れ始めていく様子がとてもリアルに描かれています。
登場キャラクターの魅力もさることながら、世界設定がとてもしっかり練られていてすごいなと思いました。
貴志祐介といえばホラーよりのミステリーでしたが、このようなファンタジー系のものも書けるのですね。
深夜アニメにもなったので、全話見ました。
やはり端折っていましたが、とても丁寧な作りで面白かったです。
ネズミのビジュアルが想像の上を行っていましたが…(笑)
またこういうお話を書いてほしいです。
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