山本文緒さんのエッセイです。
今から15年くらいまでの日々を日記風にまとめたもので、読みやすくサラサラと読めました。
著者さんは離婚してらっしゃってたんですね。知らなかったです。
エッセイは離婚した後の日常から始まります。
本当にただの日常なのですが、ふとした言葉が心に迫るものがありました。
面白いエッセイはたいてい、「なんとなく自分に似ているかも」と思わせるものがあるような気がします。
きっとみんなの心理の底にあるものを、うまく言葉にしてくれているのでしょうね。
インドの紀行文が一番面白かったです。
面白いおばあさんがいるものだなぁ。
著者さんはこのあと直木賞を受賞し、再婚して、うつ病を患ってしまうそうです。
その時のエッセイも出ているので、近いうちに読みたいと思います。
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